SOLD OUT
未使用のまま残された、1960年代頃のフランス製シルバーウォッチ。
ジュエラー MATY による作品で、ケースはシルバー800で構成されています。
丸みを帯びたスクエアケースに、アラビア数字を揃えた文字盤。
銀の地肌が放射状に光を返し、針と数字だけが静かに浮かび上がる構成です。
装飾的要素を極力排し、素材と形の関係だけで成立させるというこの設計は、同時代のモダンデザインの潮流とも共鳴しています。
フランスのジュエリー分野では、19〜20世紀前半を中心に宝飾性を基点にしたアプローチが多く見られますが、本作はその文脈とは距離を置き、むしろ北欧やバウハウス以降のミニマリズムに位置する作品です。
量感、面、光の反射、角の丸みといった構成要素だけで時計の表情を成立させており、60年代フランスの工業デザイン史の一端を示すものと言ってよいでしょう。
裏蓋と側面にはフランスの銀製品に用いられる蟹のホールマーク(poinçon crabe)が確認できます。
蟹は銀800/1000以上の品位を示す国家規格のホールマークです。
ケースには摩耗がほぼ見られず、ストラップにも使用痕がなく、金具部分の酸化痕も最小限に留まることから、未使用のまま保管されていた個体と判断しています。
装着性については、手首の細い男性、あるいは女性に自然なバランス。
単体での着用はもちろんですが、シルバーブレスレットやバングルと重ね付けした際に、非常に良いバランスになるかと思います。
MATY は1947年創業のフランスのジュエラーで、時計と宝飾を同時に手掛けたメーカーです。
・年代:1960年代頃
・製造国:フランス
・ブランド:MATY
・素材:Silver 800(ケース)、レザーストラップ
・ムーブメント:手巻き 動作確認済み
・全長:約17.7cm
・ケースサイズ:約20mm × 20mm
・ストラップ幅:約12mm
・内周最大: 約15cm
・状態:未使用保管品 保管時の小傷、スレが見られます。
・ホールマーク:crabe
※当店で扱うアンティーク/ヴィンテージ品は、経年による小傷・保管痕などが見られる場合があります。それらは歴史を経た品の特性としてご理解のほどよろしくお願いいたします。