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c.1860–80 France Vulcanite Watch Chain Bracelet

48,000円

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c.1860–80 France Vulcanite Watch Chain Bracelet 19世紀後半、フランスで使用されていたヴァルカナイト製のウォッチチェーンを、ブレスレットとして再構成した一点。 ヴァルカナイトは、天然ゴムに硫黄を加えて硬化させた素材です。 19世紀中頃からヨーロッパで広まり、フランスではエボナイトとも呼ばれ、ジェットや黒色ガラスに代わる素材として、チェーンやブレスレット、ブローチ、ボタン、喪装用のジュエリーなどにも用いられていました。 本品も、もともとは懐中時計を携帯するために作られたウォッチチェーン。 チェーンを構成するのは、厚みを持たせた円形のヴァルカナイトリンク。 一見すると重量感のある黒いチェーンですが、実際に手にすると驚くほど軽く、全長約25cmありながら重量はわずか約10g。 金属製のチェーンとはまったく異なる軽やかな着用感も、硬質ゴムから作られたヴァルカナイトならではの特徴です。 そして何より印象的なのが、経年によって褐色を帯びた、深みのある黒色。 アンティークというと細かな装飾や華やかな意匠を想像しますが、本品は黒を基調としたリンクが規則的に連なる、非常に簡潔な構成です。 長い年月を経た表面には部分的に褐色が現れ、均一な新品の黒とは異なる、奥行きのある色味を残しています。 本来はジェットを思わせる黒を目的として生まれた素材ですが、現在の視点で見ると、そのマットな黒と簡潔なリンク構造にはどこかモダンな印象があります。 また、端に残されたTバーも本品の大きな特徴です。 Tバーは本来、ベストなどのボタンホールに差し込み、ウォッチチェーンを衣服に固定するための実用的なパーツ。 しかしブレスレットとして見ると、その横長のバーは現代のトグルクラスプにもよく似ています。 100年以上前には純粋に機能のために作られた形が、用途を変えた現在では、一つのデザインとして自然に見えるところがとても面白い部分です。 反対側には大きな引き輪式のクラスプが残されており、ヴァルカナイトのリンクの好きな位置に留めることができます。 最大内周は約19.5cmですが、留めるリンクを変えることで幅広い手首周りに対応します。 余ったチェーンをそのまま垂らして着用すれば、ウォッチチェーンだった頃の面影をより強く感じられるアクセントに。 よりすっきりとした長さを好む場合には、ヴァルカナイトのリンクを取り外して短くすることも比較的容易な構造です。 ウォッチチェーンとしての役割を終えた古いヴァルカナイトを、当時のリンクやTバー、クラスプを活かしたまま、現在身につけられるブレスレットへ。 アンティークらしい装飾を強く感じさせるものではなく、黒という色、素材そのものの質感、そして必要最低限の構造だけが残った一本です。 19世紀に作られたものとは思えないほど現代の服装にも馴染みやすく、ヴァルカナイトという素材が持つ軽やかさも相まって、日常的に身につけやすい仕上がりとなっています。 推定年代:c.1860–80 製作国:France 素材:Vulcanite / Metal 全長:約25cm 内周:最大約19.5cm 重量:約10g 仕様:引き輪を任意のリンクに留めることでサイズ調整可能 ※当店で扱うアンティーク・ヴィンテージ品は、いずれも経年による小傷やくすみなどが見られます。それらは歴史を経た品の特性としてご理解の程よろしくお願いいたします。 ※撮影に使用しているリングケース・ジュエリーケース・ブレスレットケースはディスプレイ用です。商品には付属いたしませんので、あらかじめご了承ください。 ※カフ・バングルの円周は、本体の内側に沿って計測した長さに、開口部の長さを加えた数値を記載しています。 ※商品のイメージ違いやサイズ違いなど、お客様都合による返品・交換はお受けしておりません。サイズ感にご不安がございましたら、着用感などもご案内いたしますので、ご購入前にお気軽にお問い合わせください。

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