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1910年ごろのフランス・パリで製造された、シルバー800製のアンティークチェーンを用いたブレスレット。
楕円状のフレームの中に小さな球体を包み込んだような意匠が連なり、まるで「目」のモチーフを思わせるユニークなデザインが印象的です。
元々は懐中時計用のチェーンとして作られたと推定されるこのパーツ群を、後年になってリメイクし、現代的なブレスレットとして蘇らせた一本。チェーン部分はシルバー800、留め具(クラスプ)のみシルバー925のパーツに交換されています。異なる時代のパーツがひとつに組み合わされていること自体が、長い時の流れを感じさせる魅力のひとつでもあります。
フランスの銀製品であることを示す「イノシシの頭(Boar’s Head)」のホールマークが一部に確認でき、パリ製の正規の銀器であることが証明されています。シルバー800特有の落ち着いた艶感と手仕事のニュアンスが、現代の製品では味わえない奥行きをもたらしています。
装飾としての主張はありつつも、構成そのものは繊細でミニマル。アール・ヌーヴォー末期からアール・デコ初期の影響を感じさせるバランス感で、幾何的な繰り返しの美しさと、柔らかく流れるようなフォルムが共存しています。
球体装飾のうち3箇所が経年で脱落していますが、全体の印象を損なうことはなく、むしろアンティークらしい表情の一部として自然に溶け込んでいます。ジュエリーというよりは時代を超えたオブジェのような、深みのある佇まいを備えた一本です。
単品使いはもちろん、クラシックなドレスウォッチやヴィンテージウォッチなどの腕時計との相性も良いアイテム。
・年代:1910年ごろ(チェーン部分)
・製造地:フランス(パリ)
・素材:チェーン部 シルバー800/クラスプ部 シルバー925(後年の修理)
・ホールマーク:イノシシの頭(Boar’s Head)
・サイズ:全長 約20.5cm 内周約19cm
・コンディション:装飾球体に3箇所欠損あり/実用に支障なし
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