SOLD OUT
c.1900 France / Watch Chain “Toile d’Araignée” / Silver 800 & Vermeil Rosé
19世紀末から20世紀初頭にかけてフランスで作られた、懐中時計用のウォッチチェーン。
素材はSilver 800にローズゴールドのヴェルメイユ(vermeil)。
ヴェルメイユとは、シルバーの上にゴールドプレートを施したものを指します。
銀の冷たさと薔薇金の温もりが重なり合う、静かで上質な輝きを放つ一本です。
細長い楕円フレームの内部には、蜘蛛の巣のように繊細なシルバー線が交差し、
中央に小さな球体が配された構造。
自然的でありながら、幾何学的な理性を感じさせる造形で、
アール・ヌーヴォーの有機的な曲線と、アール・デコへと続く構築的な美意識が共存しています。
ヴェルメイユとシルバーのコントラストが非常に美しく、
光の角度によって温度の異なる輝きを見せます。
当時のシルバーは現代と異なり、ハイジュエリーとして扱われることの多い素材であり、
この作品もSilver 800の確かな質感が感じられます。
フランス、パリ製を示す猪のホールマーク(tête de sanglier)に加え、
菱形の工房刻印(poinçon losangique)も確認でき、
当時の銀細工師による手仕事であることがわかります。
素材の確かさとともに、ひとつの工芸作品としての完成度を物語るディテールです。
ローズゴールドの柔らかな光は、100年以上を経てもほとんど褪せることなく、
リンクの可動や張りもしっかりと保たれています。
ヴェルメイユの層も均一に残り、経年による深みが加わることで、
より静かな存在感を放つ一本です。
チョーカーとして首元に沿わせたり、二重にしてブレスレットとして巻いたり。
また、カラビナと組み合わせてウォレットチェーンとして使用するのもおすすめです。
構造美と実用性を兼ね備え、時代を超えて身につけられるフレンチアンティークジュエリー。
性別を問わずおすすめできる、ユニセックスな魅力を備えています。
推定年代:1890–1920年代
製造国:フランス(パリ)
素材:Silver 800/Vermeil Rosé(ローズゴールド鍍金)
全長:約35.2cm(二重巻きで内周約16.5cm)
幅:約0.5cm
重量:8.2g
刻印:猪のホールマーク(tête de sanglier)/菱形工房刻印(poinçon de maître)
コンディション:非常に良好。ヴェルメイユ層の残存率高く、緩み・歪みなし。
蜘蛛の巣のように緻密で、有機的な構造。
アール・ヌーヴォーとアール・デコの狭間に生まれた、構築美の結晶。
100年を経てもなお、光と張りを保つフレンチ・ヴェルメイユの逸品です。
※当店で扱うアンティーク・ヴィンテージ品は、いずれも経年による小傷やくすみなどが見られます。それらは歴史を経た品の特性としてご理解の程よろしくお願いします。
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