SOLD OUT
c.1880–1920 Austria-Hungary / Pocket Watch Chain & Fob / Silver 750 & Banded Onyx
オーストリア=ハンガリー帝国時代に作られた、アンティークのウォッチチェーンとフォブ。
片面には白い層が残るバンデッドオニキス、もう一方には裏側から彫りを入れた馬の意匠が収められた二面構造のフォブが付属しています。
天然石の面とインタリオ面を同じパーツに組み込む構造は、古いフォブの中でも多くなく、素材と技法が分かれている点に特徴があります。
オニキスは完全な黒ではなく、天然の層がそのまま見える古い素材使いで、縞模様が石の成り立ちを分かりやすく示しています。
フォブ(fob)は、懐中時計チェーンの先端に付けられた小型装飾です。時計を取り出す際の持ち手として使われていたほか、持ち主の趣味や所属、旅の記念を示す小さな装身具としての役割もありました。現代では懐中時計を使う場面はほとんどありませんが、キーチェーンやウォレットチェーンとして腰回りに取り入れると、当時の用途を自然に今の装いへ置き換えることができます。
腰に添えて使うアンティークジュエリーとして、手元とは違う位置で個性が出せるアイテムです。
チェーンには交換リンク、フォブ枠には修理跡が見られ、いずれも長い期間にわたって実用品として使われてきた痕跡です。こうした経年の跡は新品の整い方とは異なり、当時の工芸品らしい使用感と程よい余白として残っています。アクセサリーとは少し異なる立ち位置で、生活に根ざした工芸品として扱われてきたことが感じられる一本です。懐中時計文化の名残を、現在のスタイルの中で静かに楽しめるアイテムだと思います。
推定年代:c.1880–1920
製造国:Austria-Hungary
素材:Silver 750/Banded Onyx & Glass Intaglio(馬)
チェーン全長:約32cm
フォブ 全長 : 約6cm
コンディション:フォブ枠に修理跡、交換リンクあり、チェーン一部にダメージあり
着用に問題はないコンディションです。
※当店で扱うアンティーク・ヴィンテージ品は、いずれも経年による小傷やくすみなどが見られます。それらは歴史を経た品の特性としてご理解の程よろしくお願いします。
※懐中時計は付属しませんのでご注意下さい。
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