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c.1950 France / Brutalism Chain Bracelet / Silver 800

36,000円

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c.1950 France / Brutalism Chain Bracelet / Silver 800 1950年代頃のフランスで制作されたと考えられる、シルバー800製のチェーンブレスレット。 直線的なレクタングルリンクのみで構成された、極めて削ぎ落とされた造形。 曲線や華やかな意匠によって語られることの多いフランスのシルバージュエリーとは異なり、構造そのものを前面に押し出した、理性の強い佇まいを持った一本です。 各リンクは一つ一つロウ付けによって成形されており、均質なリズムの中に、わずかな歪みや厚みの差が残されています。 工業的でありながら、完全には無機質になりきらない。 その微細な揺らぎが、造形に人の手の気配を残しています。 ホールマークは、フランスを示す蟹(Crabe)と、工房を示す菱形の刻印。 素材はSilver 800。 セーフティチェーンも補助的な要素に留まらず、全体の構成を崩さない一部として組み込まれ、視覚的にも完成度の高いバランスを保っています。 構造そのものを美として捉え、それを装飾として扱っているように思います。 意匠を積み重ねる代わりに、リンクの構成や比率、接合の在り方そのものに視線を向ける。 フランスの装飾文化が、ミニマルな構造美へと一度還元され、さらにそれを装飾として再解釈したような、非常に興味深い立ち位置の一本です。 1950年代以降のフランス建築にも見られるブルータリズムの思想。 ル・コルビュジエの建築に象徴されるように、装飾を排し、素材や構造を隠さずに露わにすることで、機能や倫理そのものを表現しようとする姿勢とも自然に重なります。 それでも、この佇まいが冷たく感じられないのは、完全な工業製品ではなく、職人の手によって一つ一つ組み上げられているからかもしれません。 理性と強度の中に、わずかな人の気配が残る。そのバランスこそが、このブレスレットの魅力です。 装飾ではなく、構造で語るジュエリー。 構造を美とする思想が、装飾として立ち上がってくる、皮肉とは少し違うそのねじれた美しさ。 ブルータリズム的思考が、身につけるためのかたちとして結晶した一本です。   • 推定年代:約1950年代 • 製造国:フランス • 素材:シルバー800(Silver 800) • 全長:約19cm • 内周:約18cm • 幅:約0.7cm • 重量:約9.22g • ホールマーク:蟹(Crabe)/菱形工房刻印 • 仕様:セーフティチェーン付き ※当店で扱うアンティーク・ヴィンテージ品は、いずれも経年による小傷やくすみなどが見られます。それらは歴史を経た品の特性としてご理解の程よろしくお願いします。

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