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c.1870–1890 France Watch Chain Bracelet / Silver 800

68,000円

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c.1870–1890 France Watch Chain Bracelet / Silver 800 フランスにて19世紀後半(1870〜1890年代頃)に製作された、シルバー800製のウォッチチェーン。 本来はベストに装着し、懐中時計を支えるためのものですが、チェーンをカットし長さを調整することで、ブレスレットとして再構成した個体です。 この個体の特徴は、異なるチェーンが組み合わされた設計にあります。 コイル状に巻かれたリンクは、規則的で密度の高い構造。それに対して、2連のフォックステールチェーンはしなやかに動き、柔らかい印象を持っています。 性質の異なる2つの構造が一体となることで、視覚的なリズムと、着用時の自然な動きの両方を生み出しています。 さらに、もともと懐中時計を支えるために設計されたチェーンであることから、全体として非常にしっかりとした強度を備えている点も特徴です。 日常的に重量のある時計を支える前提で作られているため、各リンクの接続や構造には高い耐久性が求められており、その堅牢さはブレスレットとして着用した際にも安心感として伝わります。 また、着用時にはTバーを引き輪に通した後、S字状のフック部分に固定する構造となっており、視覚的には現代的なトグルクラスプのような印象を生み出しています。 本来は懐中時計を安全に保持するための実用構造ですが、結果として、留め具そのものがデザインの一部として成立している点も、この個体の魅力です。 素材はシルバー800。フランスにおける銀製小物を示す「猪のホールマーク」が確認できます。 純度をやや抑えたこの素材は、長い年月の中で独特の経年変化を見せ、溝に残る黒みと、擦れによる鈍い光沢が、立体的な構造をより際立たせています。 Tバーはボタンホールに固定するためのもの、引き輪は懐中時計を取り付けるためのパーツ。 本来は衣服と時計を繋ぐための構造ですが、再構成したことで、手首の中で完結する造形へと役割を変えています。 機能のために生まれた構造が、そのまま造形美へと転化している。19世紀フランスのシルバースミスによる、美しいアンティーク作品です。 推定年代:1870〜1890年代頃 製造国:フランス 素材:シルバー800 全長:約22.5cm 内周:約18.6cm 重量:約20.3g コンディション:Tバー部分にダメージあり。全体的に小傷や擦れが見られますが、着用に支障はありません。 ※当店で扱うアンティーク・ヴィンテージ品は、いずれも経年による小傷やくすみなどが見られます。それらは歴史を経た品の特性としてご理解の程よろしくお願いします。 B284

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