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c.1890 France Gourmette Bracelet with Vermeil Accents / Silver 800

43,000円

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c.1890 France Gourmette Bracelet with Vermeil Accents / Silver 800 19世紀末頃のフランスで製作されたと考えられるシルバーブレスレット。 ベースとなるのは、フランスで古くから親しまれてきたグルメットチェーン。しかし本作は一般的なチェーンブレスレットとは異なり、細部にまで高い技巧が注がれた一本です。 まず目を引くのは、各リンクに添えられたヴェルメイユの装飾。一コマごとに二箇所ずつ配された柔らかなゴールドが、チェーン全体に独特のリズムを与えています。 シルバーとゴールドの組み合わせ自体は決して珍しいものではありません。しかし本作の魅力は、その色彩の対比にあります。 素材にはフランスらしいシルバー800が用いられており、スターリングシルバーと比べてやや落ち着いた色味を持っています。さらにリンクの表面には、蛇の鱗を思わせる極めて細かなテクスチャーが施されています。 そのため光を鏡のように反射することなく、柔らかな陰影を纏うような表情を見せます。 そこに添えられたヴェルメイユの温かなゴールド。 静かな銀色の中に浮かび上がる金色は決して華やかすぎず、それでいて確かな存在感があります。強いコントラストではなく、長い年月を経た金属同士だからこそ生まれる穏やかな色彩の美しさが感じられます。 また、このブレスレットはチェーンそのものの造形も非常に魅力的です。 一コマごとに刻まれた繊細なテクスチャーと、規則的に配されたヴェルメイユ。それらが連続することで生まれる表情には、どこか有機的な美しさがあります。 蛇の鱗や節を思わせる質感を持ちながらも、特定のモチーフを直接表現しているわけではありません。 まるで銀色の蛇の身体に金色の節を与えたかのような印象。 自然界に存在する生命感や質感を抽象化し、チェーンという機能的な構造の中へ落とし込んだようにも感じられます。 装飾を付け加えることで華やかさを生み出すのではなく、チェーンそのものの構造や表情を美しく見せるために考え抜かれたデザイン。その洗練されたバランスには、19世紀末フランスの高い金属加工技術と美意識を見ることができます。 本品にはフランスの銀製品に用いられた猪の頭のホールマークが確認できます。猪の頭の刻印は1838年以降のフランスで使用されたシルバー800を示すものであり、本作もその系譜に連なるフレンチシルバーです。 華美ではなく、繊細な仕事によって魅せる一本。 アンティークならではの落ち着きと、現代の装いにも自然に馴染む普遍性を兼ね備えています。 シルバー800の落ち着いた輝きと、ヴェルメイユが生み出す穏やかな色彩の対比。緻密なテクスチャーと構造美を楽しめる、19世紀末フランスらしい洗練が宿る一本です。 推定年代:c.1890 製造国:フランス 素材:Silver 800 / Vermeil 刻印:猪の頭ホールマーク 全長:約19cm 内周:約17.3cm チェーン幅:約0.7cm 重量:約6.8g コンディション:経年による小傷や変色が見られますが、アンティークらしい良好な状態を保っています。 ※当店で扱うアンティーク・ヴィンテージ品は、いずれも経年による小傷やくすみなどが見られます。それらは歴史を経た品の特性としてご理解の程よろしくお願いします。 B298

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