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優美なネオロココ装飾が刻まれた、19世紀末ベルエポック期のフランス製シャトレーヌ。
盾形のトップには繊細なスクロールと花の意匠が広がり、中央にはモノグラムが刻まれています。装飾は18世紀ロココの復興であるネオロココ様式を背景にしつつ、やがて世紀末に台頭するアール・ヌーヴォーの自然的な感性も感じさせるデザインです。
シャトレーヌは当時、ベルトに装着して懐中時計や鍵、小物を吊るすために用いられました。本品はフック状のトップでベルトに固定し、下部のリングに鍵などを吊るす構造。素材にはシルバー800が用いられており、フランスのミネルヴァ2刻印に加え、菱形の工房ホールマークも刻まれています。つまりこれは当時登録された銀細工師の手によって制作された作品であり、単なる量産品ではなく「作者の存在が刻まれた一点もの」といえます。
アクセサリーの多くは必需品ではありませんが、キーリングは「装飾と実用」の両方を兼ね備えた数少ない存在です。日常の動作に美意識を加え、機能と装飾が自然に調和するところに魅力があります。現代ではキーチェーンやバッグチャームとして使うことで、アンティークの価値を日常の中に取り入れることができます。
ギフトとしてもおすすめできる一品。長く付き合える実用品としてアンティークアクセサリー。
• 推定年代:1890年前後
• 製造国:フランス
• 素材:シルバー800(ミネルヴァ2刻印、工房ホールマーク)
• サイズ:全長 約7cm / 幅 約2.3cm / クリップ部分 約4.3cm
• コンディション:経年によるくすみや小傷あり。実用に耐える良好な状態。
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