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c.1910–30 France / Knot-linked Watch Chain Bracelet / Silver 800

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c.1910–30 France / Knot-linked Watch Chain Bracelet / Silver 800 1910〜30年代頃のフランス製ウォッチチェーンを、現代ではブレスレットとして用いる一本。 素材は Silver 800。元来は懐中時計を吊り下げるために制作された実用品です。 構造的な特徴は、銀線を曲げて形成された∞型のリンクと、その交点を結束するツイストノットの構造にあります。 通常、リンク同士の継ぎ目には丸いリンクが入ることが多いところ、本作ではノットが採用されており、可動性と強度を確保しながらデザインの中心として成立しています。機能のための構造が、そのまま造形へ転じている無駄のないデザインです。 このような造形は、当時の生活圏に存在した道具類とも自然に通じます。 たとえば船具や漁網の結び目、港の係留チェーン、建築の鉄柵など。 役割も素材も異なりながら、曲げる/結ぶ/繋げる/留めるといった同じ操作から形が生まれるという共通性があり、そこに実用品としての合理が宿っています。 本作の∞リンクとノットの構成もその延長にあり、道具としての作り方がそのまま視覚性につながっていると言えます。 こうした造形的語彙は後年のフレンチシルバーにも受け継がれ、海洋意匠や係留具、網などを参照したチェーンデザインへと発展していきます。 エルメスのシェーヌダンクルやドゥアルネのブレスレットは、その代表例として挙げられます。 象徴や寓意ではなく、日常の構造物から形を引き出すというデザイン方法は、20世紀初頭以降のフランスらしい特徴であり、本作はその系譜の前段となる位置にあると考えています。 素材は Silver 800。 リンク末端にはフランスの 猪(tête de sanglier) ホールマークを確認。 押し金具も当時のまま残り、作動も良好です。 サイズは 全長21cm/内周約19cm。 手首 16.2cm で少しゆとりのあるフィット。 単体はもちろん、時計や無垢のバングルとのレイヤーにも適しており、ユニセックスで扱えるバランスです。 派手な装飾に頼らず、美しい構造で成立しているデザイン。 実用品の合理性から造形が立ち上がり、そのまま身体装飾へ。 フランス工芸のひとつの流れを示す一本です。 推定年代:c.1910–30 製造国:フランス 素材:Silver 800 ホールマーク:猪(tête de sanglier) 全長:21cm 内周:約19cm 着用感:手首16.2cmで少しゆとりのあるフィット感 経年による小傷やくすみが見られますが、アンティークチェーンとして自然な範囲です。 クラスプの作動は良好で、実用上の問題はありません。 ※当店で扱うアンティーク・ヴィンテージ品は、いずれも経年による小傷やくすみなどが見られます。 それらは歴史を経た品の特性としてご理解の程よろしくお願いします。

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